Quelque Chose de Beau
2021-04-09T00:40:13+09:00
kukku-violinist
HPはhttp://kumikokasugai.com Instagramはkumikonoteです
Excite Blog
桜吹雪のなか、演奏会後記
http://kukkuuu.exblog.jp/32080257/
2021-04-09T00:40:00+09:00
2021-04-09T00:40:13+09:00
2021-04-09T00:40:13+09:00
kukku-violinist
-日本での日記
駆け抜けております。弦楽器奏者(コントラバス以外の)としての特権は、弦楽四重奏曲が弾けることだとおもうのですが、それを公演にするというのは結構簡単ではなくて、その理由は複数あると思うのですが。ハイドンが生み出してモーツァルトが洗練させ、ベートーヴェンが人生をかけてチョモランマに登頂してしまった後、のちの作曲家もとても頑張って弦楽四重奏曲を書いてきたわけですが、曲のつくりがややこしく、4人ともが技術を持ち、同じ声色を持たないといけないし、どんなに上手な4人が揃ってもリハーサルが大量に必要になってくるのです。それでいて、ジャンルとして(少なくとも日本で)それほどの人気が無いのでお客さんを集めにくい。多分曲が有名でないからでしょうね。オーケストラの有名曲はチラシにその曲目が載ればある程度集客できますが、得体の知れない曲はわざわざ聴きに行って失敗するのが怖いのでは。オーケストラ曲でも弦楽四重奏曲でもそうですが、副題の付いた曲は集客しやすいです。気持ちはわかります。私もずっとジャズを聞きに行きたいと思ってるけど、何を聞いたら楽しいのか、自分が何が好きなのかわからないし、飛び込んでみて上手じゃなかったらショックだし。もうずっとカルテットの本番三昧です。6月入るまでずっと。本番があるということはリハがたくさんあるということでもありますが。ヴァイオリニストである醍醐味を味わえる瞬間です。
さて、
アストル・ピアソラ生誕100年を祝い、名古屋弦楽四重奏団として今日、宗次ホールでのコンサートをしました。なんとこのような中でも196名ほどのお客さんが来てくださり、驚きました。席が間引かれているので、座る場所を探すのに苦労されたと聞いています。
私はピアソラなんて皆知ってるだろうと思っていました。「リベルタンゴ」って聞いたら、ああピアソラねって。ピアソラと聞けばリベルタンゴの作曲家でしょ?と一般的に知られていると思っていましたら、そうではないようです。もっと演奏して、名前を出してあげないといけませんね。]]>
ピラニア
http://kukkuuu.exblog.jp/31976049/
2021-02-03T00:55:00+09:00
2021-03-29T19:08:04+09:00
2021-02-03T01:45:50+09:00
kukku-violinist
-日本での日記
注文していた楽譜が次から次へと届き、依頼の楽譜が次から次へと届き、かたや、夜独りでホッとして本を読んだり勉強したりしてから帰路につきたいと思っても、マクドナルドまでもが20時にお店を閉めてしまうし、17時に三越の婦人服売り場を横切ると驚くほどだあれも居ないのに食品売り場は賑わって、ミスドのピエール・エルメやエシレには開店前から人が並んでいる。銀座三越の交差点にも驚くほど人が居て驚いたけど、人は居るところにはたくさんいるんですね。
2月21日のフォーレ室内楽全曲演奏会第2回は、完全に席数の半分で売止とするそうです。直前になるまで皆さん様子がわからず予定がたてられないだろうと、ほとんどご案内していないのですが、第1回のときと同様にチケットの買い控えはほとんど感じられません。全5回を通してとてもいい内容の演奏会なので、席数半分は本当にもったいないなあと思います。そうは言っても、ロックダウンでコンサートどころかリハーサルもできないドイツに比べれば本当に幸せなこと。フリーランスの人は本当にお気の毒。どうやって生きてるのだろう…。
最近金継ぎを趣味にしているのはこのブログで申しましたっけ。習い始めてから既に数年、自分でできることも多くなってきましたが、まだまだです。
今日の写真
私はお魚を結構上手に食べるので、「ピラニアみたいだね」と言われることがあるのですが、少し前に水族館で初めてピラニアを間近で見た。可愛くないことは知ってたけど、こんな可愛くないとは……ほとんどのピラニアが暗い水槽の中でジッとして、怪しい明かりの揺れの中で不気味に無表情にどこともない方向を見つめています。
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ベドルジハって変じゃない?
http://kukkuuu.exblog.jp/31932022/
2021-01-07T00:49:00+09:00
2021-01-14T23:51:42+09:00
2021-01-07T00:49:49+09:00
kukku-violinist
-日本での日記
スメタナの下の名前であるBedřichがどうしてカタカナになおすとベドルジハになるのか。ウィキペディア執筆者を始め、多くが先人にならってそう書いている。スメタナ関連の日本人の論文を見ていると、どうやら語尾を変えてベドルジフと書く研究者もいる。
同じ綴でも読み方が違うことはよくある。Laurenceと書いてあってもフランス語圏の出身者は「私の名前はローレンスではなくロロンスです」と言うでしょう。「アメリカ人が自分の事をゲィブリォと呼ぶけど、それは自分の名前じゃないわ」と言っていたガブリエルさんも知ってる。
昔からドボルザークとよく書かれるDvořakをドゥヴォジャークと書く人が増えてきたように、人の名前を日本語でもなるべく忠実に表記してあげようと、名前の表記の仕方も人が守られるべき尊厳の一つとして考えられるようになってきたと思う。
私が昨年驚いたのは、ゲーテの発音でした。ドイツ人にゲーテが通じなくておかしいなと思ったら、全然ゲーテじゃなかった。
[ɡøːtə]グとゴとゲの間のような音で始まり、テとトゥの間のような音で終わると言ったらいいのでしょうか?日本ではゲーテって言ってるから…と言ったら「それじゃ完全に別人じゃないか」と。
ゲーテには悪いですが、彼のカタカナ表記が変わる日は来ないとは思いますけど。これはちょっとカタカナじゃ書けませんものね。
語尾のchをハやフにするのはどこから来てるのか気になるけど、Dvořakにもある「ř」の話をすると、チェコ語発音記号には“simultaneous [r] and [ʒ]”と、すなわちrと同時に濁った音が出るように発音するらしいので、ベドジヒかベトジヒが近いのかなと推測しています。
チェコ語発音記号ではBedřichは [bɛdr̝ɪx]です。カタカナに小さな「ル」があると丁度いいのかもしれない…。しらんけど。
チェコ人の知り合いや留学生は一人も知らなくて確かめられないのが残念ですが、「pronounce Bedřich」で検索するとチェコ人達が発音してくれます。
スメタナ (1824-1884)
19世紀前半の時代は、チェコの歴史の中で特別に「民族復興期」と呼ばれています。
1620年の「白山の戦い」でのボヘミア諸侯の屈辱的な敗北以来、その後300年に及びハプスブルク家による宗教や言語への弾圧を受けてきたチェコ民族。長い暗黒の時代を経て、18世紀後半に覚醒し、「民族の再生」を掲げて文化的解放と発展に努めました。チェコ民族による固有の文化復興の始まりです。
ドブロフスキー『チェコの言語と文学の歴史』(1792)
ユングマン『チェコ語ドイツ語辞典』(1833完結)
パラツキー『ボヘミアとモラヴィアにおけるチェコ国民の歴史』(1876チェコ語版完結)
長年の“ドイツ化”政策によってボヘミアの歴史は顧みられず、チェコ語は私的な場所で使われるのみ。劇場ではドイツ語のオペラが上演されている。チェコ語で上演できる劇場はありませんでした。
スメタナもチェコの人間として自覚的になり、クラシック音楽も民族性を押し出したようなものでなく、曲の中に民謡を使うような土着的なものではなく、ドイツが持つように先進的な、国際的に見ても洗練されたレベルの文化に発展すべきだと考え、尽力しました。
1848年の24歳のときにプラハで民兵組織に参加していたスメタナも、ドイツ語文化への抵抗の碑としてモルダウの川辺に建てられた「国民劇場」のシェフとなり、チェコ人とチェコ語のための作品を世に送り出しました。
ここで改めて思ったけど、彼の名前も“ドイツ化”して読んだら語尾がハやフになるのか?
名前の語尾にwが付いている場合、バセドウ病のバセドウ(Basedow)のようにドイツ語として扱えば読まないし、スラブ人として扱えば[f]と発音するわけです。チェーホフ(Tschechow)みたいに。
と思いドイツ人に聞いてみたけど、ドイツ語として読んでも語尾のchはハやフにはならないのであった。
参考にした著述の備忘録
https://www.google.co.jp/amp/s/ci.nii.ac.jp/naid/110004497030/amp/ja
http://www.cias.kyoto-u.ac.jp/files/pdf/publish/ciasdp49.pdf
https://paperzz.com/doc/5710925
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良い新年をお迎えください
http://kukkuuu.exblog.jp/31921180/
2020-12-31T19:36:00+09:00
2020-12-31T19:42:42+09:00
2020-12-31T19:36:11+09:00
kukku-violinist
-日本での日記
毛替えをして年越しです。
コロナで暇なうちにあれもやってこれも読んで…などと思っていましたが、それほど多くのことはできなかったような気がしているまま、今年が終わろうとしています。あれ…おかしいな…?
久々にバゲットを焼いたり、キッシュを焼いたり、読み物を多くして、ボラ子を買ってきてカラスミを作ったり、金継ぎしたり、髪の毛をみじかくきっちゃったり。
コロナ禍以来、語学レッスンの時間は長くしました。
今日は雪でしたね。
外の雪を見ながらおせちを用意して、お稽古して、よい大晦日でした。
来年はすぐに17日にカルテットのコンサートがありますから、準備も大詰め。楽しみです。
コンサートに関することも17日までにブログにかけたら良いのですが。書くつもりではいるんですけど、、、
それでは、よいお年を!
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なんでも自分でやってみたいですよね
http://kukkuuu.exblog.jp/31793947/
2020-11-22T22:42:00+09:00
2020-11-22T22:42:49+09:00
2020-11-22T22:42:49+09:00
kukku-violinist
-日本での日記
学生の時から何度か挑戦しているけど、やっぱり読めない本がありまして。
数年ぶりの再挑戦のために図書館で借りてみたが、今日もダメだった。
同じ著者の別の本は読めるので、きっと翻訳者の文体が私を眠くさせるんでしょう。
翻訳物に限らず、文体が生理的に合う合わないがありますね。
最近は松坂屋美術館で正倉院宝物のレプリカ展や、古川美術館の時祷書と藤森兼明展に行きました。
詳しくはInstagramに備忘録を書いてありますが、金継ぎの仕方を習って漆の細工についてかじってみたからこそ感じる面白いポイントがあるし、その苦労を想像しやすかったりします。
奈良時代に作られた品々から作成の仕方を勘考し、自身の継承した技術や知識を合わせて精巧な模造品を作り上げる、そして後世の為にその方法を残すという一連の流れは天平と未来をつなぐ橋渡し役であり、まさに名誉ある仕事。
今日の写真
甲賀弓具の写真を見て、飾り籐(矢摺籐)にも色々なデザインがあるのだなあと。
練習場の弓具庫にある古い弓にもこの満月に横一文字の飾りがついていて、これにしたいと思っていました。
私の弓は弓具店ではなくて弓師から直接購入していますが、装飾に関することはやってくださらないので(頼んでみたこともありませんが)、地元の弓具店に持ち込んで付けていただきます。
ただ、そこはよくある飾りの1種類しかできないと言われたので、新しい弓には自分で付けてみることに。
ありがたいことに、弓道とDIY氏が方法を披露してくださっていて、自分で簡単に5箇所巻きをすることが出来たのでした。ありがとうー!
2回カーボン弓で練習して、3回目は自分のものに、写真は4回目の母の弓。
大きなお月様が良いと言ったので、注文通りそうしようと努めたのですがちょっとやり過ぎました。後ろに節があって杉成ととても近くなってしまったし。上下1列ずつ少なくしたほうがやはり良さそう。
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ゆみちがい
http://kukkuuu.exblog.jp/31781682/
2020-11-16T00:40:00+09:00
2020-11-16T00:40:45+09:00
2020-11-16T00:40:45+09:00
kukku-violinist
-日本での日記
フォーレとベートーヴェンのコンサートが終わりました。ご来場くださった皆様、ありがとうございました。
演奏会後記を書きたかったのですが、書けないまま日が経ってしまいました。
弓道場では最近私を見かけないなと言われていたようですが、それもそのはず。10月は3回しか行けなかった。
月に約8回行かないと年会費の元が取れないというのに。
大津での本番を終えて、次の日に新しい竹弓を受け取り、駅で原了郭のおうどんを食べて帰りました。楽器を背負ってキャリーケースを引きずって竹弓を持っての移動はかなり不便です。
京都駅で東京方面の新幹線ホームへのエスカレーターに乗った時に、上部に出っ張ったアルミ板がベコベコになっていることに気づくでしょう。その凹みの少なくとも幾つかは弓のせいだそうです。私の並寸の弓でも気をつけていないと引っ掛かる危ない場所が多いのに、背の高い伸寸の方は一層の注意が必要でしょうね。
リハーサルで友人と京都で弓を買った話をしていたら隣から先生が「京都で?弓を買ったの?」って。
先生、ヴァイオリンの弓ではなくて弓道の弓なんですのと言って皆で笑いました。
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ムツのしっぽ
http://kukkuuu.exblog.jp/31730278/
2020-10-18T22:15:00+09:00
2020-10-26T10:12:02+09:00
2020-10-18T22:15:53+09:00
kukku-violinist
-日本での日記
寒くなるギリギリまでノースリーブのワンピースで過ごしているような暑がりですが、さすがに半袖の道着のまま練習場に行くのは肌寒いので羽織りを出しました。
弓道の話です。久々にお稽古に行くことが出来ました。
元々、割れたお皿はすぐに捨ててしまう性格のため、家に金継ぎの練習ができるような物が一つもなくて、色んな方に欠けたり割れたりしたお皿を提供していただいています。
私は生漆ではなく、室(むろ)を用意せずとも乾くような加工された漆を使っていますが、目分量の調合の割合を間違えると、いくら待ってもくっついてくれないのだそう。いつもは必ず先生に調合を確認して頂いていますが、今回は自宅でどこまで自力でできるか初挑戦中。
漆はかぶれます。まだ私は一度もかぶれたことはありませんが、先生や知り合いの目がパンパンに腫れているのを見たので恐ろしいです。例えるならば、海老蔵の大きな目に遮光器土偶の出っ張りを加えたような………
シリコンの手袋をして作業もしてみましたが、やはり素手でないと手先の感覚が鈍いし、セロテープは扱いづらいし、筆やスポイトやペンや、多数のお道具を触りながらの作業なので、どこにも漆が付かないようにするのは不可能。コロナ対策で手袋をするのの意味がないのと同じです。
作業の終わりにはシンナーで指を洗浄して、漆をできるだけ取り除きます。
と、趣味に生きているように見えるでしょうが、
もうすぐフォーレとベートーヴェンのコンサート。
フォーレの方はチケットは売り切れており、有り難い限りです。
(11/26追記: 色々と事情があり、また刻々と状況が変わっていき、最終決定としては当日券も出すことになりました)
名古屋に住み始めてからフランスものは名フィルに客演で出演したときにごくたまにプログラムに乗る程度で、ほとんど取り上げる機会がありません。私も学生のときは大好きなフォーレに取り組みましたが、このチクルスほどフォーレの大海に五体投地するチャンスはありませんでした。
またベートーヴェンのカルテットの全容を見るのは特別なことです。初期から後期まで、彼の人生そのものを俯瞰的に眺めることが出来ますので。古典派音楽の集大成のような作品18から次の作品59までの彼の研究と発展と進化には感動させられます。
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Beethoven Op.18-2
http://kukkuuu.exblog.jp/31682059/
2020-09-23T14:49:00+09:00
2020-09-25T10:26:53+09:00
2020-09-23T14:49:41+09:00
kukku-violinist
-日本での日記
大津の公演第1段は嬉しいことにすぐに満席となりました。
しかしコロナの影響で直前まで残席に動きがあるでしょうから、ご都合のよろしい方は直前でもお問い合わせくださいね。
大津駅があんなに近いとは、京都駅から10分ちょっとだとは存じませんでした。
ベートーヴェンは最初の弦楽四重奏曲(Op.18)が書かれた頃から耳に不調を覚え、また「アイディアノート」をつけ始めました。
1786年から、最初は1枚1枚バラバラの状態で相当な数のスケッチ紙が残されています。Op.18作曲期からは綴じられたスケッチ帳を使うようになり、そこには膨大な量の楽想やその断片、研究や練習課題、小品、未完の作品、ヘンデルやハイドンやモーツァルトの作品の筆写、覚え書き、誰かとの会話の一部からワインの値段までありとあらゆることが書かれています。
ベートーヴェンは日常が混乱しておろうが、家の中がぐっちゃぐちゃになっていようが、スケッチだけは全て書類箱の中に保存し、幾度もの引っ越しを経ても自分の側から離しませんでした。このように彼の頭の中からどうやって作品が出来上がったのかを現代の私達が見ることができるなんて、なんと素晴らしいことでしょう。
ベートーヴェンの死後、1865年にノッテボームがスケッチに関する記述を発表してから、研究は未だに紆余曲折の最中にあります。日本語の本に限らず、信頼に足る出版物は未だに少ないのが現状です。
バイオリンコンチェルトとピアノコンチェルトNo.4とシンフォニーNo.4を作曲していた頃のものは見つかっていないですし。
Op.18に関しては、所有者の名前を取ってGrasnick1、Grasnick2と呼ばれるスケッチ帳に書かれています。完成した自筆譜がすべて失われてしまったので、このスケッチが現在知られている事柄、作品の起りや作曲過程等の多くのことを教えてくれるのです。
“Le seconde quatuor dans une style bien légère excepté le dernier”
9月27日に演奏するOp.18-2に関しては、
「終楽章を除いてとても軽やかなスタイルで」と注釈が書かれているそう。
これを知ったところで、演奏が変わるかっていうとそういうわけでもないのですが、フランス語で書かれているところを見ると、他の作曲家や出版社にも見られるようにフランス語で書くのがクールだと思ってたのかな?とか、しかし約20年後の1817年には、出版社に「今後の我々の作品でドイツ語タイトルのものは、ピアノフォルテではなくハンマークラヴィーア(原文も下線付き)とするべきだ」との決定を書いているように、愛国心(?)を表明している事も思い出されます。
こうやって作品を通して人物に迫るのが面白いのです。
今日の写真
玄関前にいたカマキリさん。
カマキリと目が合うって、面白い感覚ですよね。家に連れて帰ったらしばらくチェロの弦につかまって大人しくしていました。
どこも観光地は異常な混みようであった連休、いかがお過ごしでしたか。
私は普段平日に乗っているバスがどうして来ないのかなーとバス停でボーッと立っており、来たバスに乗ったら行き先が少し違っており、途中で降りて目的地まで歩く羽目に。
歩いている間にやっと休日ダイヤで運行しているということに気付きました。遅いわ気づくのが。
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フィルムカメラ
http://kukkuuu.exblog.jp/31620887/
2020-08-31T11:21:00+09:00
2020-08-31T11:37:20+09:00
2020-08-31T11:21:15+09:00
kukku-violinist
-日本での日記
今日の写真
フィルムが入ったまま使いかけのキヤノンのオートボーイSが発掘されたので、なんとか使い終えて現像に出した。
いざ写真を撮ろうと思うと、ケータイやデジカメでパシャパシャ撮るのと違う視点が無いと被写体が見つからず、全くフィルムを消費できない。無駄にシャッターを押さなくなる。
このカメラは重いし、意外と大きい。電源を入れるとまずオートモードになっており、小窓を開けて小さなボタンを3回押して発光禁止にするのを忘れると、眩しいほどの明るい場所でなければほぼ毎回フラッシュを焚いてくれてしまう。発光禁止にするとブレるし。
このカメラに慣れていないのが大きいけど、
オートなボーイでとても使いにくい。
まず肝心のフィルムはフジフィルムのISO400だったけど、10年以上前からカメラに入っていたようで劣化が激しく、コマとコマの境目がどこかもわからないくらいだったそう。
フラッシュの焚かれた写真とブレて何がなんだかわからない写真と、フィルムの劣化で何を撮ったコマだったかわからなくなってる写真と…私が撮った部分はほぼそんな感じ。
そして全てが白い粉をかぶったような画面になって現像された。
若い世代にもフィルムカメラは意外とよく使われている。
デジカメに飽きた人が写ルンですを買って遊んでみたり、中古フィルムカメラに手を出してみたりして、細々ながらもフィルムや現像店を支えている。
現像に出そうと思うと私の生活圏内に即日現像してくれるお店がほとんど無い。
パレットプラザはイオンナゴヤドーム店で即日現像が出来たのに、最近ついにやめてしまった。池下店には残っています。
たくさん撮る人は何本か溜めてインターネットを介して地方の腕のいいお店に安く現像に出すようです。色味が現像する人によって変わるなんて、知らなかった。
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お別れ
http://kukkuuu.exblog.jp/31592040/
2020-08-17T16:00:00+09:00
2020-08-17T20:10:24+09:00
2020-08-17T16:00:07+09:00
kukku-violinist
-日本での日記
去年の夏に演奏を聴いていただいたっきり、どうしていらっしゃるかなーと思っていた高校の担任の先生が、最近、亡くなっていた。
もう聴いていただけないんだなあと、そのときやり取りしたメールを見返す。
あのときの会場で、ドイツ在住のピアニストの内藤さんと私の先生がばったりと再会を果たしたのでした。
彼らは藝大の楽理科の同級生で、「ピアニストは私の弟子!」「ヴァイオリニストは僕の弟子!」と楽しそうにはしゃいでいたのは、今となっては完全な”思い出”となってしまいました。
もうひと目お会いしたかった。
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遅くなりましたが、演奏会後記をば
http://kukkuuu.exblog.jp/31592019/
2020-08-15T13:45:00+09:00
2020-08-17T15:46:45+09:00
2020-08-17T15:46:45+09:00
kukku-violinist
-日本での日記
前日、8/6に愛知県独自の緊急事態宣言が発令されましたが、会場となるメニコンに確認したところ、前回とは違って飲食店へのお願いが主な内容なので演奏会は開催できると。私達もできるだけの配慮はしながら、無事開催の運びとなりました。
コンタクトレンズのメニコンはHITOMIホールという素晴らしい響きの室内楽ホールを本社ビルの中に持っています。ビルへ入ったとこでの健康チェックや手洗い、エレベーター内への人数制限、受付にもビニールのパーテーションを作ってくださり、多大な協力をしてくださりました。
通常、コンサートというと前半と後半に分かれており、間に15分や20分程度の休憩が入ります。
今回は席数を半分以下に減らし、1曲ごとに換気のための休憩を入れました。1曲ごとに休憩をするって、演奏者側にとってはとても良い。コロナのための試みで新たな発見がありました。
下準備としてハイドンの時代の装飾音符の扱い方や演奏慣習に関する論文を読んだり、ショスタコーヴィチ関連の本を図書館でどっさり借りてきたりして充実していました。
ピアノの上の本にはショスタコーヴィチがいかにサッカー狂だったかが書かれている。
名古屋市の図書館の蔵書の素晴らしさにはいつも助けられていますが、私が読みたい本はほとんどが鶴舞図書館にあるのです。どうしてだろう。名古屋市の中枢図書館だからかな。ちなみに、図書館の鶴舞はツルマです。
ある日サーバーから「契約終了しました」とメールが届き、えぇ?!どうして…?とホームページを開いたら404。クレカの更新のときに色々なサイトの支払い設定を更新しますが、サーバーのことはすっかり忘れていたので自動引落されなかったんですね。迷惑メールにたくさんメールがきていましたが、契約終了のメールだけは普通の受信箱に入ってくれたので命がつながった。404を見たときは心臓がキュっとしました。
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すなわちリハーサル三昧
http://kukkuuu.exblog.jp/31505468/
2020-07-19T19:09:00+09:00
2020-07-19T19:11:34+09:00
2020-07-19T19:09:51+09:00
kukku-violinist
-日本での日記
コロナ・バカンス(と私は呼んでいた)でコンサートが何もなくなってから初めてのコンサートはカルテットのプライベートコンサートでした。愛知の緊急事態宣言が終わってからホールが段々と再開しはじめた頃、突然連絡をいただいて「公演ができそうにないから、とキャンセルされた区分があるので、予定があいていたら是非カルテットを。」と。ホールは基本的に1年前に予約開始、または抽選で決定のところが多く、そのタイミングを逃すと土日祝や金曜日の夜などの区分はもう手に入らないでしょうね。
コロナの時期に中止した演奏会は、延期をしようにも会場の空きが無いので約1年待たねばできないのです。
今年はベートーヴェン・イヤーでしたから、演奏会プログラムに乗ることが少ない名曲が多く演奏されるはずでした。何故名曲なのにプログラムに乗せにくいかというと、曲の長さが中途半端で他と組み合わせにくいとか、人手がかかり過ぎる曲、リハーサルが多く必要な難解な曲、、、採算とのバランスや、知られていなさすぎて観客を集めにくい演目など、色々な理由があると思います。アニバーサリー・イヤーではそういった曲が世の中に紹介されるまたとない機会ですし、音楽家にとっても珍しい曲を実際に演奏できる貴重な機会でした。
前述のコロナ明け1つめのコンサートは、モーツァルト16番とベートーヴェンのラズモフスキー3番というプログラム。モーツァルトの16番は名曲ですがあまり実演の機会がないように思いますね。他に有名な名曲が沢山あるからでしょうか。ラズモフスキーは「これが弾けるひとは今のところ誰もいないよ」と当時言われたらしく、難しい曲として孤高の位置にあります。常設のカルテットが何年も何年もかけて完成させていくような、弾きがいのある曲です。
8月7日のカルテットの演奏会は席数が50に制限されていることもあり、今のところ満員御礼、キャンセル待ちとなっています。ハイドン、ショスタコ、ラヴェルと彩り豊かなプログラミングになっています。9月のフィガロホールでのベートーヴェン全曲プロジェクトの旗揚げコンサートは、できるかどうか検討中。
また11月1日のフォーレのピアノクインテットの初顔合わせ兼リハーサルがつい最近あり、今年の後半は室内楽三昧の年となりました。弦楽器奏者としての醍醐味はなんといっても室内楽ですから、面白いメンバーとああでもないこうでもない、と作り上げていくのを存分に楽しもうと思っています。
今日の写真
ベルンのクールなカフェ。コーヒーもかっこよく薄いグラスで出てくるし、どうやらフードメニューも美味しいらしい。カフェの隣が合法ドラッグやさんで、「アイラブドラッグ」という文字の緑のネオンが薄暗い店内で唯一ピカピカと光っており、かっこいいといえばそうだけど、私にはなんとなく怖い。
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因縁の地だけど、また行きたい
http://kukkuuu.exblog.jp/31398516/
2020-06-27T00:07:00+09:00
2020-06-27T00:10:24+09:00
2020-06-27T00:07:49+09:00
kukku-violinist
-日本での日記
いつの間にか元通りの生活になりつつある昨今です。
積ん読も相変わらず積まれたままで、次の大型連休のような機会を静かに待っています。
私は海外旅行に行きたいよ。いつになったら行けるようになるのか。
本当だったらこの時期はパリかアンダルシアにいたはずだった。昨日はバルセロナ出身のスペイン人のママンがいるスペイン料理のお店に、せめてスペインの風を感じたくて行ったわけだけど、彼女でさえも確信を持ったように「旅行は冬はまだ無理。冬はまだ無理よ。」と言っていたし、私も来年かな…と思っています。
彼女の日本語、丁寧語や尊敬語が完璧であった。偉いな。
南スペイン…
ほぼほぼ英語の通じない世界…
アフリカ人、アラブ人による支配、そしてレコンキスタ。カトリック教国となった後も現在までアルハンブラ宮殿のようなイスラム建築が壊されることなく残されたことは幸運なことでした。
アルハンブラ宮殿の広大な石床を歩きすぎて膝を壊し、梅雨のようなお天気の日に古傷がうずくたびにアルハンブラ宮殿を思い出します。
今日の写真は、去年のパリの空。
写真でみると全然わからないけど、灼熱地獄だった。
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頑張りを振り返られるように
http://kukkuuu.exblog.jp/31293652/
2020-06-10T00:44:00+09:00
2020-07-20T10:35:06+09:00
2020-06-10T00:44:49+09:00
kukku-violinist
-日本での日記
少しずつ前の生活に戻りつつあり、リハーサルも少しずつはじまりそうです。同時に未だに秋冬のコンサートは続々と中止や延期が決まっています。外国人演奏者がいつ日本に来られるかわからないので仕方がないですね。まだ大規模なコンサートはできないのですが、入場人数を制限しながら、小さなコンサートから催されていきます。
弓道場も再開されました。弓道場は元々半分お外ですから3密の状態にはなりようもないのですが、皆で気を付けています。閉鎖された期間に安土のお守りや矢道のお掃除をしてくださっていた方々には深く感謝申し上げます。施設が再開されても放置された安土ではすぐに練習が再開できませんから、どうなってるのかな、再開されたらまずは皆で安土の整備からするのかな?と思っていました。
Tumblrでは自分の進歩を見て自分を励ましたいのと、写真と動画の散逸が酷いのをどうにかしたいと思って、重い腰を上げてアーカイブを作っています。他人様が映っているものも多いので、それは非公開にして自分しか見られないようにしています。まだまだ半分も整理できていないけど、少しずつやっていきます。
今日の写真まずニボシの胃がどれだかわからなかった事が敗因でした。ニボシを煮て柔らかくし、胃を取り出してすり潰したものを顕微鏡で見るとプランクトンが見られると知り、すぐに大きめのニボシを柔らかくして丁寧に開いてみたものの、結局、胃があるであろうところにある胃らしきものを少量の水の中ですり潰してみましたが、プランクトンには出会えなかった。多分胃じゃなかったんだな。
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再び日の目を見るサービス
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2020-06-06T23:15:00+09:00
2020-06-06T23:15:49+09:00
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kukku-violinist
-日本での日記
ということが、今回ログインしてみてわかった。
Tumblrのタの字もすっかり忘れていたわけですが、弓道の備忘録に動画や写真やできごとをまとめておける場所がほしいと思っていて、Instagramは小さくしか表示できないし画質が大きく落とされるので嫌だわ、何か無いかしら…とTwitterで独り言を言ったところ、すかさず「それはTumblrだろう」と私にTumblrの存在を思い出させてくれた。
彼は私が投稿しなくなった後もずっと今まで更新し続けていた!恐いひとだ!
当時すでにこのエキサイトブログのアカウントもTwitterもアメブロも(他にも忘れてるものがあるかもしれないけど)やっていたのにTumblrに手を出したのは、当時から好きだったカメラの撮ったもの置き場が欲しかったのだと思います。今はその役割はInstagramに変わりましたね。
ログインパスワードも忘れて約9年も放置していたのに、メールアドレスを入れるとTumblrは「おかえりなさい」と言ってくれたのです。途端に愛着が湧き、使ってみることにした。
今日の写真はルーアンのアパート前の野良猫。
ぼさぼさで抜け毛がからまっており触るとごっそり抜ける。自分の髪の毛用に持ってきたブラシを取ってきて猫に使うことに抵抗はない。
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