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すなわちリハーサル三昧

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コロナ・バカンス(と私は呼んでいた)でコンサートが何もなくなってから初めてのコンサートはカルテットのプライベートコンサートでした。愛知の緊急事態宣言が終わってからホールが段々と再開しはじめた頃、突然連絡をいただいて「公演ができそうにないから、とキャンセルされた区分があるので、予定があいていたら是非カルテットを。」と。
ホールは基本的に1年前に予約開始、または抽選で決定のところが多く、そのタイミングを逃すと土日祝や金曜日の夜などの区分はもう手に入らないでしょうね。
コロナの時期に中止した演奏会は、延期をしようにも会場の空きが無いので約1年待たねばできないのです。

今年はベートーヴェン・イヤーでしたから、演奏会プログラムに乗ることが少ない名曲が多く演奏されるはずでした。何故名曲なのにプログラムに乗せにくいかというと、曲の長さが中途半端で他と組み合わせにくいとか、人手がかかり過ぎる曲、リハーサルが多く必要な難解な曲、、、採算とのバランスや、知られていなさすぎて観客を集めにくい演目など、色々な理由があると思います。アニバーサリー・イヤーではそういった曲が世の中に紹介されるまたとない機会ですし、音楽家にとっても珍しい曲を実際に演奏できる貴重な機会でした。


前述のコロナ明け1つめのコンサートは、モーツァルト16番とベートーヴェンのラズモフスキー3番というプログラム。モーツァルトの16番は名曲ですがあまり実演の機会がないように思いますね。他に有名な名曲が沢山あるからでしょうか。ラズモフスキーは「これが弾けるひとは今のところ誰もいないよ」と当時言われたらしく、難しい曲として孤高の位置にあります。常設のカルテットが何年も何年もかけて完成させていくような、弾きがいのある曲です。

8月7日のカルテットの演奏会は席数が50に制限されていることもあり、今のところ満員御礼、キャンセル待ちとなっています。ハイドン、ショスタコ、ラヴェルと彩り豊かなプログラミングになっています。9月のフィガロホールでのベートーヴェン全曲プロジェクトの旗揚げコンサートは、できるかどうか検討中。
また11月1日のフォーレのピアノクインテットの初顔合わせ兼リハーサルがつい最近あり、今年の後半は室内楽三昧の年となりました。弦楽器奏者としての醍醐味はなんといっても室内楽ですから、面白いメンバーとああでもないこうでもない、と作り上げていくのを存分に楽しもうと思っています。



今日の写真
ベルンのクールなカフェ。コーヒーもかっこよく薄いグラスで出てくるし、どうやらフードメニューも美味しいらしい。カフェの隣が合法ドラッグやさんで、「アイラブドラッグ」という文字の緑のネオンが薄暗い店内で唯一ピカピカと光っており、かっこいいといえばそうだけど、私にはなんとなく怖い。

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by kukku-violinist | 2020-07-19 19:09 | -日本での日記 | Trackback | Comments(0)